1957年9月 ”Roulette Records” からリリースされたLPレコード ”Frankie Lymon At The London
Palladium” は,Popチャート20位を記録した ”Goody Goody” を含む12曲が収録された "Frankie Lymon"
のソロアルバムです.1957年4月のロンドン公演でレコーディングされたこのアルバムは,ポピュラーのスタンダード曲を中心に, ”Frankie
Lymon” のソプラノボイスと “Rudy Traylor” オーケストラの豊かで心地よいストリングスが フィーチャーされていて,一聴の価値あり.しかし,このアルバムには,”The
Teenagers” デビュー当時の素晴らしいコーラスワークや “Jimmy Wright” のエキサイティングなサックスは無く,”Rock
& Roll” サウンドとは 異質なものになっています.
”Marv Goldberg” のウェブ資料 ”The Teenagers” の中で,メンバーの “Jimmy Merchant” は 「 私たちがヨーロッパにいる間,グループは経営陣によって分割されました.」と回顧しています.そしてグループは,わずか2年足らずで分裂.DooWop/R&Bファンとしては,”Frankie
Lymon and The Teenagers” の音源をもう少し残してもらいたかっと思います."Frankie Lymon"
のソロシンガーとしてのキャリアも ”Goody Goody” のヒット1曲でしたが,”Goody Good Girl” / ”I'm Not
Too Young To Dream”(Gee 1052)や 声変わりした後期の ”Young” / “I Put The Bomp”(Roulette
4391)あたりは なかなか良い曲ですね.
Link > http://bsnpubs.com/roulette/roulette/roulette.html
Link > https://de.wikipedia.org/wiki/Rudy_Traylor
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